更新頻度が落ちるのには訳があるのですよ [日々]
という訳で、また、随分と更新間隔が開いてしまいました。
数日前まで、勤め先の本社があります、岡山の方に「研修」なるものに2週間ほど行っておりまして、マンスリーマンション住まいなるものを初めて経験しましたが、そこにパソコンがありませんで、ネットにほとんどアクセスしない(研修の中の業務に関連して、少しだけアクセスしたくらいでした)2週間というのを久々に味わいました。
それで、なんの研修かと申しますと、管理職の研修です。
フリーター(間に無職挟んでます…)からの転身で(まっとうな社会人経験なし、と言い切れます)、勤め始めて2年弱、たいした能力も無論なし、でも管理職になれる業種というのはどうなんだろう、と我ながら思います。
その研修ですが…、何かが身についた気が全くしません。これからの仕事、大丈夫なんか、私。否、私というより、私の職場。
私の他にも管理職の方がいるので、基本不都合はないと思うのですが、どうもシステムに問題があるように思います。
で、その前は、ほぼひと月の間、仕事とは別の、資格取得に向けての勉強の関係で、資格に関連する現場実習がありまして、それに追われておりました。
実習の最初の3日間は、それはひどいもので。
主に、その現場で行われているさまざまな事業の説明を受けていたのですが、説明している方の目の前で居眠りしまくり…。
普通なら、怒られる・注意されるところ(実習に来て学ぶどころか、居眠りしてるんですから)、「何か薬を服用しているんですか?」と心配されました…。
どの職場でもそうではないかと思いますが、実習生なんてぇのは、邪魔者以外の何物でもない訳で、そいつが真面目ならまだしも、居眠りて…。
まあ、それ以降は、マシになりましたが…、「実習記録」なんてぇものを毎日記入しなくてはならないのが、それはもうキツかったです。実習受けて、家に帰って記録書いて…、で一日終了、な日々でした。他に何もする余裕がありませんでした。実習期間に少しあるたまの休みも、実習期間中ずっと仕事を休むのも気が引けるので、何日か勤務を入れたものですから、休みが休みではなく…。
そんな訳でした。
で、今現在は、勉強の方は、今度は12月締めのレポートに全く着手していないので、やっつけ仕事になりますが、こちらに取り掛からなくてはならない、そんな状況です。
…とにかく、我ながら、時間の使い方が下手過ぎ。
年賀状もこれからですし、また、しばらく更新が滞りそうです。…と書きつつ、何かぱっと思いついたら、いきなり更新するかもしれません。
学生の時分の、「試験勉強を始めると、身の回りの整理をしたくなる」心持ちよろしく、何か本分から外れた気分転換に力を注いでしまう、とまあ、そうなってしまうかもしれませんが、そこはそれとしまして。
もし、年内に更新がされていましたら、「ああ、絶賛現実逃避中なのだなぁ」と思って戴ければ重畳でございます。
ということで今回は、身の回りの整理は、片づけにあまりの労力が必要で、その見通しがつかず、途方に暮れ、気分が滅入ってしまうので、私の場合、気分転換にならず、見て見ぬ振りをしております、という話。
脱皮(※爬虫類嫌いでも大丈夫!) [小ネタ]
本当に久々に、連日の更新です。
上…古い皮、じゃなくて古い眼鏡。
下…new眼鏡! ブランドはピエール・カルダン(と言っても、どれだけグレードの高いブランドかも知らんし、事実、値段も安かったですけど)で、微妙に前のより軽くなった(本人感覚比)んだよ?
ここで、人様のツッコミを回避すべく、言い訳、…じゃなくて、眼鏡を何故新調したのかちと書きますと。
一見すると、「別に変えなくてもいいんじゃね?」といった感もあります。
が、右のコーティングが中央部分で剥げてしまって、薄く靄がかかった感じになっていまして、最近、結構もどかしく感じていました。なんか妙に疲れますし。
とっくに替え時を迎えていたんですが、気付かないふりをして粘っていたんですが、この辺りが限界でした。
なもので、新調ということに。
ちなみに、「レンズの再コーティングってできないんですか?」 と訊いてみたのですが、「できません」とのことでした。そういうものらしいです。
素人考えですと、一度、コーティングの素材をレンズから綺麗さっぱり溶解・洗浄して取り除いたうえで、再コーティング!とか、できそうな気がするんですけどね。
新調してみたところ、視界がクリアになって、少し感動しました。
裸眼視力が無きに等しいような私ですが、視界が良くなって「俺の眼、すげー!」とか思ったりしました。…人様が聞いたら、「すごい? ド近眼のその眼が?」と、噴飯ものです。
一方で、私なんぞは、眼鏡のコーティングの剥離で、視界の(それなりに大きいとはいえ)一部が見えにくいだけで、結構なストレスだったのですが、これが白内障などで、視界全般がぼんやりとなったらと考えると、多大なストレスだし、疲れるよなぁ、とつくづく思います。
で、新調するに際して、「なんでまた、こうも変わり映えしない、同じようなものを…」と思われるかもしれませんが…、いいんです、別に「脱皮みたいだ」と言われようとも。
イメージチェンジを図った訳ではないですし、今まで使ってたの気に入っていましたし。
…たとえ、ちょっとレンズがでかすぎて、よく眼鏡の端っこを柱や壁にぶつけてたりしていても。何年同じ眼鏡かけてて、身体感覚に組み込まれていないんだと、我ながらツッコミたくなりますが。
まあ、それはそれとしまして。
ちょっと、結構気になったのは、同じようなレンズの大き目のリムレスを探したんですが、これがなかなかなくて…。2、3店舗回ったのですが、似たようなのは本当になかったですね(まあ、予算の都合もあって、お高いものの中にはあったんですけども)
リムレス自体、かなり少なくなっているんでしょうか。
今度新調するときは、似た感じのフレーム、ほとんどなくなってしまっているかもしれません。
今度からは、レンズだけ、新調していくことになるんでしょうか。
ということで今回は、脱皮には危険が伴うといいますが、今回はまあ特に問題はなく、ただ、次回は、「遠近両用」になってるかもしれないなぁ、という話。
コミティア98に(一般)参加しました。 [オフ会・イベント参加]
なんだか書くことはそれなりにあったのに、かなりご無沙汰になってしまいました。
40も近い年齢になるのに、学校のレポート提出に追われたり、そのレポートを仕上げようと思った矢先にパソコンが不調に陥り、復帰させるのに5時間かかったり、そのあおりをうけて、結局10月末締めのレポートがやっつけ仕事になったり(←「どこの『ぐうたらでちょっと運の悪い大学生』か」と言いたくなりますが、実物はオッサン…)、
仕事場で人事異動があることが告げられて、その影響を私も受けることになってしまって(丁度「今後、どのくらいで今の仕事を辞めるか」算段中で、さしあたって現有している資格を生かすべく副業を始めようとか思い、それに向けて活動しようと思った矢先だったのですが…)精神的に落ち着かなかったり、
「ノイタミナ」で、好評だった(らしい)「あの日見た花の名を僕たちはまだ知らない」がまとめて放送されたので、一部録画できなかったものの、9割方録画できたものを視聴して、
ヒロインの「お願い」が「みんなでないと叶えられない」と本人が言っていたのに、結局みんなでなくても叶えられるものだったのは何故か考察してみて、
自分なりに納得してみたり(というか、この作品、確かに面白かったんですが、リアルタイムで一度視聴しただけでは、大筋の内容は難しいものではないので十分分かるものの、「お願い」に関する内容を理解するのは無理では? 製作者側が迷走したのかとも思ったくらいですし)、
漫画が溜りに溜まってきて、生活空間が非常に圧迫されたり、
テケトーに応募したチューハイのキャンペーンに当たったりだったのですが、そんな中(…どんな中だ)、先日10月30日はコミティアに参加してきました。
例によって例のごとく、一般参加でございます(今回は、カメラ忘れました)。
今回の購入物。
あまり普段と変わりないようにも見えますが、今回は結構少な目。
今回は、ボストーク通信社(速水螺旋人)の同人誌が購入できて、結構嬉しかったりしました。
情報量が密で濃いのがいいですね。
「大砲とスタンプ」も12月に1巻が刊行されることになったようで。
あと、前回はいらっしゃらなかったBoleRO(永澤真)の新刊も入手できました。しかし、相変わらず、カラーと漫画の画風の違いが顕著ですね。
いや、どちらも嫌いではないんですが、カラーの方がより好みなものですから。
それと、配布ペーパーの情報から、丸山薫が12月からフェローズでまた連載を始めることが分かったのも収穫といえば収穫でしょうか。
あとは…、商業とは関係の薄い、同人作家さんについて書きますと、
毎回お邪魔しているSTUDIO Whirlpoolのカレンダー(下画像は右下の名刺サイズのもの)を購入。…かわええところがいいですね。
あと、その隣り、東のこよみの新刊も購入しました。こちらの方は、オリジナルですと悪魔・魔女の話を描かれることが多いのですが、こういう方面に造詣が深い人の話は面白そうだなぁ、と思い、今回少ォしだけご本人さんと話したのですが、人見知りの激しい私ゆえ、相も変わらずテンパってしまって、十分にお話ができず…。今度、伺う時はもう少し上手く話ができるようにしたいものです。
余談ながら、この2サークル、今回のカタログでも紹介されていて、いちファンとして「お仲間がいるんだなぁ」と実感でき、嬉しい限りです。
今回の会場の印象なども。
普段より日程が繰り上がっての開催だったのが影響してか、私が伺っている、基本毎回参加されているサークルさんでも不参加だったり、新刊がないところが多かったりしていたように思います。
いや、それでも新しいものを出していらっしゃる方もいらっしゃいました、けれども、全般落ち着いていたというか、ゆったりとしていたというか、そんな感じでした。
ということで今回は、アニメをまとめて視聴して、さらに考察加えられるんだから、随分と暇なんじゃねぇかというツッコミは至極当然なので、スルーの方向で、という話。
おまけの画像:
先日当たった缶チューハイ
250ml×4本。アイスティーサワー、だそうで。
…茶なんだか、チューハイなんだか、サワーなんだか、はっきりしろ!と思わないでもなく。
「大英博物館 古代ギリシャ展」に行ってきました [日々]
先日、ものすごく不愉快なことがありまして。仕事以外で、久々にあれだけ頭に来ることに出くわしました。
…あのクソガキども、ふざけやがって。
なんかいい気晴らしがしたいと考えたところ、そういえば、と思い出しました。
ということで、そろそろ行っておかないと終了してしまう「大英博物館 古代ギリシャ展」を観に行ってきました。
場所はこちら。国立西洋美術館です。…どうにも分かり難いですね。
それで感想などを書きますと、こんな感じ。
彫刻が多く、美しさは一目瞭然。分かり易かったです。
会場は結構混んでいました。先日の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」程ではなかったですが。
それで、観に来ている方の年齢層が高かったのが印象に残りました。
鑑賞マナーもその年齢に比例していれば良かったのですが、そうはなりませんで…。
声はでけーし、トンチンカンな言動は耳に入ってくるしで、展示の問題ではなく、会場の来場者が結構残念な感じでした。
残念といえば、展示それ自体も少し残念なところがないでもなく。
彫刻は総じて見易く、ポイントとなる作品などについては、ぐるっと見回して鑑賞できるように配置されていたりして、その点は良かったのですが、
序盤の展示は照明がなんとなく暗く感じられ(目の慣れ、の問題かもしれません)、
また、ヘラクレスの12の功業を描いたアンフォラ(=2つの持ち手のある陶器の壺のようなものをイメージしていただければ)は、照明が反射してしまって、何が描かれているのか、非常に見づらかった、というより、よく見えませんでした。
とまあ、いくつか残念な点もないではなかったのですが、総じて満足、というか、非常に楽しみました。
小学生の時分に、ギリシャ神話のものがたりを読んで、面白いと思った気持ちを思い出したりもしました。
また、彫刻を見ていて、ふと「触ってみたいな」という衝動に駆られました。広隆寺の弥勒菩薩半跏像でしたか、の指を折ってしまった学生さんの気持ちが、少し分かるような気がします。
…あ、勿論、実際には触ったりしませんでしたよ?
あ、気になった点も少し。女性の彫刻について。
当時のギリシャの女性の生活は、男性が外で活動するのとは反対に家に入り、外での活動が非常に少なかったそうで。
そういうものだったからなのか、女性の彫刻は、運動不足の体を正確に反映したようで、お尻が垂れているなぁ、と思いました。
美しさを追求するであろう、女神の彫刻もそうなのですから、ソレが美しいという評価だったのかもしれませんけれども…。
丸みを帯びて柔らかそうな体という点は、個人的に好みなんですが、あまり動かないからお尻が垂れてしまっているのはちと残念、そんな感じでした。
展示は、3時間余りで見て回れました。もっとかかるかと思っていたのですが、案外かからず回れました。
気晴らしになったかというと、腹の虫は別段おさまりませんでしたので、そうでもないという結果だったのですが、楽しめましたので、良しとしておこうと思います。
おまけ:
国立西洋美術館の前庭には、有名な彫刻が並んでいたりします。
結構観に行っているのに、カメラを忘れることが多いので、紹介できていませんでしたが、今回はぬかりなく収めて参りましたので、そちらを。
オーギュスト・ロダン「地獄の門」と、その上部をアップにして「考える人」を中心にしたもの
エミール=アントワーヌ・ブールデル「弓をひくヘラクレス」
オーギュスト・ロダン「カレーの市民」
オーギュスト・ロダン「考える人」
前庭は、無料で立ち入りできるので、ちょっとお得感があるような気がします。
私が貧乏くさいだけかもしれませんが。
で、次に行こうと思っているのはこちら。
「空海と密教美術展」。
いや、「孔雀王」が好きな訳ではなく(私が学生の時分結構流行りましたが、興味湧きませんでしたねぇ、あの作品)、ブツゾウスキーなものですから。
特に、密教系の明王の像は、全般に力強くて恰好いいと思うのですよ。力強さで言いますと、十二神将像もいいですよね。
…こちらも今月下旬までで、個人的に行ける余裕のある日が一日だけあるのですが、さて、その日、予定通りに行けるでしょうか。
単に、私の気分の問題なのですが、余りに気乗りせず、心が折れてしまうと、家でくったりしているもので…。
ということで今回は、以前なら、金銭の余裕が全くなく、美術館に頻繁に行くなどできませんでしたが、最近は、少し、ほんの少しだけ余裕ができるようになったので、こうして行くようになれました、ただ、あればあるだけ使ってしまうのは相変わらずです、という話。
場違いな地「ギロッポン」に立つ [日々]
休みを利用して、あまり行かないところに行きました。
その場所は、六本木。
いや、別に、なんとかヒルズやら、なんとかミッドタウンやらを見物し、「私とは違う人種の人が来るところなんだなぁ…」と、自らの立ち位置を実感したくて行った訳ではありませんで。
用があったのは、こちら。
国立新美術館です。
こちらの企画展で、「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」がやっておりまして。
行こうとは思っていたのですが、「まあ、開催期間も長いし、時間に余裕があるときにでも行こう」と、悠長に構えておりましたところ、そろそろ終了することになっておりましたので、台風の影響で大雨になるかも?などという日に、行くことにあいなりました。
…日頃のスケジューリングの甘さが出ていますね。
まあ、実際は、雨にも降られず(ただ、移動中、夕立のような雨には降られたものの、丁度屋根のあるところを移動中でしたので影響はなし)、風が非常に強く、駅に行くまでの自転車を漕ぐのに難儀したくらいで済みました。
…だいぶ進路から外れた関東ですらこれですから、台風の近い地域は、それは大変だろうと思います。
さて、今回の「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」、テーマというのか、何をメインに扱った展示かと申しますと、「印象派・ポスト印象派」です。
ちなみに、行く前の私の印象派に対するイメージ。
・(多分、ルノワールのイメージから)なんだかぼんやりしていて、「もっと、しゃきっとしろ!」と言いたくなる。
・写実主義と比較すると、見るべきポイントがはっきりしていないような気がする。
と、あまり良いイメージを持っておりませんでした(はっきりいうと、悪いイメージを持ってました)。
加えて、結構、印象派の絵って、人様の人気が高いような気がして、そういった多くの人が良いというものに乗っかるのもなぁ…という、へそ曲がりな私の性格も影響していたりします。
とまあ、あまり良いイメージのない印象派の絵画ですが、しっかり見たことはなかったなぁ、ということで、今回、これだけの質の高い作品がそろった展示もないようで、
「これを見ずに、印象派は語れない。」という煽り文句を信じ、観に行った次第です。
あ、もう一つ重要な動機がありました。
デューラー、レンブラントと、モノクロの版画や素描メインの展示を観に行くのが続いたので、
「カラフルな展示が見たいんじゃあ!」
という切なる思いが、多大にありました。
それで、見た感想。
観に行って良かったです。大変満足しました。眼福眼福。
実物と印刷物等では、印刷物等の再現が十分にいかず、実物の良さが伝えきれないことがよく分かりました。いや、今回の展示に限らず、図録の印刷では、そのものの良さを十分に再現できないものなんだなぁといつも感じるのですが、今回はとくに顕著でした。
いや、比較的よく再現できている作品も多少はあるのですが、その多くは、随分と見たときの印象と異なりました。
もちろん、今回の図録の出来が悪いなどという意味ではなく、印象派の方の手法や色遣いなどから、印刷の影響を受け易いのではないかと。
美術品は「実物を見ろ」とはよく言われることのように思いますが、本当にその通りでしたね。
個人的に、特に良かったなぁというところを挙げておきますと、
マネ「キング・チャールズ・スパニエル犬」
「鉄道」のワンコもいいですが、こちらもかわええです。図録のそれより、もっと明暗がはっきりしていたような印象があります。
マネ「プラム酒」
近くで見るとかなり荒いタッチなんですが、引いて見ると綺麗な明暗表現になっていて、素敵でした。
カミーユ・ピサロ「麦わら帽子をかぶる農家の少女」
厚塗りを細かく重ねたタッチが印象に残りました
モネ「日傘の女性、モネ夫人と息子」
超有名な作品。実物は、明暗が結構はっきりしていて、単純に綺麗だなぁ、と。
モネ「ヴェトゥイユの画家の庭」
近くで見ると、明るい色の点の集合のようなものでぼんやりとしている作品なんですが、引いて見ると、描きたかったものがわかる、そんな感じで、画家の精緻な計算のもとに描かれているんだなぁ、と。いや、他の作品でもそういったものはあるんですが、この作品は特に大きかったので、その分印象も強かったです。
ルノワール「モネ夫人とその息子」「踊り子」
図録で一番再現が難しいのかなぁ、と思われたのがルノワールでした。コントラストが薄くなってしまうのか、実物はもっとはっきりとしていて、ものっそい綺麗なのになぁ…
メアリー・カサット「浜辺で遊ぶ子どもたち」「麦わら帽子の子ども」
子どもの表情がかわええ作品でした。あまり似ていないはずなんですが、これらの作品を見ていたら、ノーマン・ロックウェルが思い出されました。
セザンヌ「赤いチョッキの少年」「水辺にて」「川辺」
「赤い…」は、説明できないのですが、非常に目を引いて、印象に残りました。
後者の2作品は、図録の再現が難しいのかなぁ2号。何か水墨画みたいで面白かったのですが…。
といったところでしょうか。画像は…、上げたらまずそうなので上げませんが、画家名とタイトルを上げておりますので、それで検索すれば、どんな作品かはお分かりいただけるかと(検索するまでもなく、めっさ有名な作品もありますけども)。
例によって、ものすごくゆっくり回りましたが、今回は、3時間ほどで回りきりました。
私は、11時頃から見始めたのですが、14時頃からはえらい混みようでしたので、一度見た作品を再度見ようと思ったのですが、そこそこにして切り上げました。
あの時間から見た人は、「近くで筆致を見て、その後で引いて絵画全体を見て…」といったことなど、できそうもないくらい会場が込み合ってしまっていて、果たして十分に楽しめたのだろうかと、他人事ながらつくづく思いましたが…、どうだったんでしょう?
おまけ:
今回買った図録 メアリー・カサットの「青いひじ掛け椅子の少女」が表紙です
ということで今回は、食わず嫌いを克服!あるいは、今度六本木に行くのは何年後でしょう、という話。
コミティア97に(一般)参加しました。 [オフ会・イベント参加]
…今更ながらに、先日21日は、コミティア97でした。これ以上遅れてしまうのもなんなので、恥ずかしながらも、今回はこの辺りについて。
会場は、こちらです。
今回は、かなり遠景で。
会場内の風景(というか、とあるスペースの画像)はこんな感じ。
私信を付けますと、いつもありがとうございます。
会場の広さは、こんな感じ(撤収作業時の画像ですが、遮蔽物がない分、広さを実感できるかなぁ、と)。かなり広いんですが、画像から分かるでしょうか?
当日は、小雨が降ったり止んだりで、微妙な天候でしたが、猛暑日!となるよりは、かなりマシでした。
で、購入したもの。1、2、3、…たくさん。
で、前回のエントリで書きました、「moi moi」「MARU PRODUCTION」「FUNUKE LABEL」もきっちり伺いました。…MARU PRODUCTIONは、残念ながら新刊はありませんでした。
「moi moi」(岩岡ヒサエ)の方は「土星マンション」(あ、エントリのアップが遅くなったので、丁度、最終の第7巻が出ましたね)の同人誌。…やはりこの方、大好きです。
「FUNUKE LABEL」(とよ田みのる)の方は、「片桐くん」と「ヒカルちゃん」の2冊を購入しました。
今回の新刊は「ヒカルちゃん」の方でしたが、個人的には…。「片桐くん」の方は面白いと思いました。
他に、いつも伺っているところ、お世話になっているところも。
「STUDIO Whirlpool」のたぐちさん、またワンコさん飼わないのかなぁ、と思います(いや、うずしおも好きなんですけど)。しじみさんの喪も明けたのではないかと。
またしても私信。作品の感想ですが、今しばらくお待ちください。先にお詫びをしておきますと、アラを見てしまいがちなので、肯定的な感想は少ないかもしれません。
他に、秀逸だったもの。
むてけいロマンス(安倍吉俊)の「糞KINGDOM2011」(しかし、なんてぇタイトルでしょう…)。冒頭の「ハウルの動く城」から、がっつり心をつかまれてしまいました。面白すぎます。
あとは、慈空堂(水木由真)の「彼女と小さな白い犬」。
アクションに掲載された短編集なのですが、面白かったです。特に、「閉じる。」が秀逸でした。
「夕凪の街」や「星守る犬」といった作品とは意味合いが異なりますが、アクションって良い作品載せるよなぁ、とつくづく思います。
あとは…、チャリティ同人誌それ自体もありましたが、売り上げから必要経費を差し引いた額を義援金に、というところも、5月同様、多々見られましたね。
私も、こういう形で貢献できていると思います。
で、イベント後の飲み会は、珍しく作品についての話で盛り上がりました。
印象に残っているのは、「修羅の門」と「銀河英雄伝説」。
いやぁ、最近ああいう話を力いっぱいする機会がなかったので、充実感を味わいました。
ということで今回は、曇っていてもハレの日でした、あるいは画像多めで内容薄め、という話。
コミティア前日と最近読んだ漫画とおまけの話 [漫画]
…なんだか、更新の頻度がとみに落ちておりますが、別段大きな変化もなく。
最近読んだ漫画について、あれも書こう、これも書こうと、グダグダ書き連ねていったら、まとまらず、上げられずにいたり、そもそも、感想を上手く文章にまとめられなかったりで、…まあ、今に至ると、そういう訳でございます。
と、気づいたら、明日はコミティアではないかということで、今回はコミティアに関わる漫画の話からテケトーに書いてみようかと思います。
丸山薫「ストレニュアスライフ」(エンターブレイン)
「MARU PRODUCTION」の名で、明日も参加されるようですね。
で、「ストレニュアス…」についても。「Fellows!」で連載していた仕事にまつわる短編漫画24篇を収録した漫画。どちらかというと、イラストの活動が多い作者なので、初の単行本になります。
で、感想。
絵柄が、すっきりとした印象を受ける作品ですね。効果線少なめのためではないかと思います。それがため、動きが感じられないかというとそんなことはなく、上手いです。
構図とか、デッサンとか、基本がしっかりしているということなのかもしれません。もしくは、FLASHでアニメーションを作っていることから、「見せる」感覚に秀でているのかもしれませんね。
また、アニメーション制作の影響というところでは、イラストレーターの悪い癖のような、キャラクターを描く距離感が悪かったり、コマとコマの流れが悪かったりする(桜瀬琥姫の初単行本なんかはそれが顕著で…)せいで、漫画のテンポまで悪くなっているようなこともなく、妙なひっかかりを覚えることなく、いいテンポで読めます。
ただ、引き気味のアングルで(この辺りが、イラストレータの業というのか)、なるべく全身を入れようとしているように感じますが、これに関しては別段マイナスに作用するものではないです。
そして、キャラクターの衣装は、デフォルメを利かせつつも、細かいところまで描かれていて、好印象です。
ものがたりについても触れておきますと、個人的には、14&15話の「雲山の送り狼」が印象に残りますね。登場人物の視点を変えて、同じ出来事が描かれるものがたりというのは、たまに見かけますが(入江紀子が、この描き方をしばしばしていたのが思い出されます)、同じ出来事に出くわしているのに、人によって違う感想を持つところに面白さを感じます。
また、3、4話の「ヴォストーク・ナイト・クラブ」シリーズや、7話の「屋台公主」、23話「シーロン公共図書館 SIDE:B」の、アヤしげ(?)な東洋風の話となども、好きですね。
…と、あまり気にしていませんでしたが、この方、ものがたりの引出し、結構多いですね。
今は、連載を持っていないと思いますが、また連載を始めて戴きたいものです。
…とりあえずは、明日、スペースに伺おうと思います。
エンターブレインの単行本&コミティア参加者というつながりでは、長澤真の「瑪瑙之竜」も新刊(2巻)が出ましたね。今回のコミティアは、残念ながら不参加のようです。
長澤…は、イラストと随分趣の違う漫画を描くのですが、アメコミがベースにあるんでしょうか(アメコミ詳しくないので、分からないのですが)。
なんにしても、日本の漫画としては、あまり見かけない画風であるように思います。
オリジナリティがあるのは、結構好きなので、そういった意味でも好きです。
ただ、どちらかというと、長澤…の絵は、カラーの方が映えるのでカラーの作品をまた描いてほしいものです。いや、「瑪瑙…」も面白いんですけれども。
コミティア、ということで、今回の参加サークルについて少し。
個人的にかなり好きな漫画家の岩岡ヒサエが「moi moi」のサークル名で今回されるようです。
「土星マンション」が、終わったからでしょうか。
また、以前から参加されていたかは記憶にないのですが(ちょっと調べてみたら、参加されていたようですね)、とよ田みのるが「FUNUKE LABEL」の名で参加されるようです。
こちらも行ってみようかと思います。「ラブロマ」は、ラストの方は今一つだったんですが、好きでしたし。
…何か、これだけですと、ちょっと物足りないので、今期見ているアニメーションに関しても少し。
今期は、ノイタミナでやっている「うさぎドロップ」を観ています。
30過ぎの独身男性が、自分の爺さんの遅くにできた子である女の子(ものすげー年下の叔母ということですね)となりゆきで一緒に暮らすことになって…、というその共同生活のものがたり、になります。
…面白いですね。古本屋で、原作の単行本をまとめて入手しようかなぁ、と考えてしまいます。
原作者の宇仁田ゆみは、以前「スキマスキ」という作品を読んだことあって、何か妙に魅かれるものがありました(単行本は買いませんでしたが)。
ともあれ、アニメーションの方を続けて見ようと思った矢先に、いきなりHDDの誤作動で、第2話を録画ミス…。かなりへこみました(それ以降は、録画できているのですが…)。
また別に、やまむらはじめ原作の「神様ドォルズ」も観ています。
こちらは、アニメよりも、漫画を先に読んでほしい作品だなぁ、と思う作品。
あ、いや、アニメーションが面白くない、という意味ではないですよ?
ただ、アニメーションの方は、ドラマチックな盛り上がりがあるのですが、原作は、結構淡々としていて、アニメーションから見ると、「あれ? ここ、盛り上がるところじゃないの?」と、違和感を感じるのではないか、と思うためです。
そうなりますと、「やまむらはじめって、下手なん?」と思われてしまうかもしれません。
私個人は、淡々としたところが味だし、面白いと思うのですが、あまり、そう感じる方は多くないようにも思います。なので、興味のある方は、コミックを先行していただきたいなぁ、と。
…この淡々とした具合が、やまむらはじめが、あまり一般受けしない理由かもしれませんね。
ということで今回は、リハビリを兼ねて上げるだけ上げましたが、「…それが何か?」といいたくなるような、どうにもつまらない文章になりました、という話。
久々になったのには悲しい訳があります [日々]
パソコンが変わりました。かなりグレードアップしましたのはいいのですが、原因はこれです。
これ、先日、ネットの懸賞のようなもので当たったものなのですが、なかなか気に入って使っております。綺麗に洗えるよう、分解もできたりします。この分解が…。
調子に乗っていた訳ではないのですが、 パソコンの近くで、水を飲もうと件のマグカップを持ったところ、しっかり組んでいなかったため、分解して、落下(主観的には、スローモーションでしたが、実際はあっという間のことでした)。パソコンの上に、でした。
…取っ手部分を持って容器を持ち上げたら、こんな感じで、スルッといきました。
しばし呆然としてしまった後で、はたと「ほっといたら、パソコン、壊れる!」と、急ぎ拭いたりしてみたのですが…。
見事なまでに冠水しまして、その後、うんともすんとも…。なもので、パソコンを新調した次第です。
もっとも、我が家はいまだに地デジ未対応家庭でしたし、冠水したパソにしても、最近とみに調子が悪いこともあって、そろそろパソコン(地デジチューナー付きの)を新調しようと思っていたところではあったので、少し新調が早まっただけともいえます。
ですが、データやら、人様のメールアドレスが…。
今度、余裕のある時にでもノートを分解してHDDを取り出して、データを抜いてみようと思っていますが、奏功しなかった場合、メールの送信をして戴いたりするしかないですね。
その際には、ご迷惑をおかけしますが、御協力戴ければと思います。
マグカップが分解してしまったせいで、ノートを分解する羽目にとは、これいかに?とか、落語っぽいのは、いいのですが、正直言って、あまり冗談になっていません。案外、必要なデータ、HDDに残ったままなんですよね。
以前、4月に通信課程で勉強を始めた旨を書きましたが、先月末にレポート課題4本の提出義務が課されていて、自分の文章力のなさにげんなりしながら、レポートを提出いたしました。
…なもので、先月は、私にしては忙しかったりしまして、こちらのブログの更新がすっかり遅くなってしまった次第です。加えて、更新しようとしていた矢先に、上記のパソコンの冠水でしたので…。
ともあれ、レポート。
いきなり愚痴を書いてしまいますと、レポートの課題に対しては、いずれの課題も1,000~1,200字で論述せよ、ということなんですが…、あっという間に1,200字なんて埋まるわ!というくらい、書くべきと思われることが多すぎて、どこを削ったものかと推敲に難儀しました。
これを指定字数まで削ったら、出題意図外しまくりにならない?とか、頭をよぎりますし。
なんだかスッカスカのレポートになってしまったような気が…。
特に、とある科目では、関連法の条文の引用が必要だと思うのですが(…多分)、この条文の引用、まともに引いてしまうと、それだけでほとんど指定字数に達してしまって、どうしろって言うんだ!と思いました。
とまあ、レポートに難儀する前、結構前のことになってしまいますが(リアルタイムな時期を外してしまうのが拙ブログのスタイルで、お恥ずかしい限りです)、なんだかやたらとまとめて休日を勤務先で戴きましたので、以前のエントリで触れた「レンブラント」展に行ってきました。
先のデューラー展のときと違って、今回こそは、カラフルな絵画をいろいろ見られる!と思っていたのですが、版画メインの展示でした…。その点は、予定と大きく異なりました。いや、全くなかった訳ではなかったのですが、思っていたよりずっと絵画が少なかったものですから、少し肩透かしをくらったような気がしました。
いや、なんだかんだ言いながらも、面白かったんですよ? 私のごとき素人ですと、レンブラント=「夜警」のイメージなのですが(なもので、前述の通り、絵画が多く観られる!となった訳です)、実は版画の評価が高い画家であったというのは、今回の展示を眺めてよく分かった、ような気がします。
版画の技法についても少し触れますと、デューラーはエングレーヴィング、レンブラントはエッチングという手法の違いはあるのですが、どちらも(私は、どちらかというと、カキッとしたエングレーヴィングの方が好きなのですが)素敵なものでした。
もっとも、版画によって、結構黒すぎるというのか、こんなに黒が勝ち過ぎなくてもいいのでは?と思うものがちらほらと…。
例えば、レンブラントの版画作品の中でも評価の高い版画のひとつ「三本の十字架」などは、ステート(←版画を一度刷った後で、版画の原版に手を加えて、新たな刷りを作ること)が進んだものは「こんなに暗くなくても…」というものになっていたりしますし。
…私が無粋だからなんでしょうか?
それで、今回はデューラー展とは異なり、悲しくも一人で見に行った(そこ、「基本、いつものことでは?」とか、言わない!)のですが、かえってそれで正解だったかもしれません。
というのも、今回は、展示を見て回る前に図録を購入し、図録の解説を逐一くびっぴきで眺めつつ鑑賞したものですから、見て回るのに、5時間近く(正直、半分くらい見て回った時点で、「今日中に回りきれないかも…」と思いましたし)、
残念だったのは、館内の照明が一部非常に暗くて、図録の解説を読むことすらできないくらいだったことでしょうか。
節電とか、美術品の保存のためとかあるのでしょうけれども、あれは暗すぎではないかと…。
今度は、国立新美術館で開催されているワシントン・ナショナル・ギャラリー展に行ってみようかなぁ、と思っています。行くぜ!ギロッポン!
…空海と密教美術展も行ってみたいですね。
…ただ、ワシントン…の方の、印象派って、そこまで興味をそそられないんですよね。物語性のある宗教画の方が面白いと感じるものですから。
この辺りから、自分が絵画を絵画そのものとして観るというよりも、ものがたりであったり、その絵画が描かれた背景であったりを知ったうえで観る、「頭で観る」人間なのだなぁ、と感じます。芸術的な感性に乏しいなぁ、とつくづく思いますね。
もっとも、印象派の作品も、まともに観たことがないのも事実でして、いわゆる「食わず嫌い」なのかもしれませんので、いい機会なので、行ってみようかと。
最近読んだ漫画と、今期のアニメーションについては…、この時点で長々と書いてしまったので、また今度書こうかと思います。
ということで今回は、今度って、いつでしょう? なるべく早く書ければいいなぁ、という話。
ブログタイトルに偽りなし [漫画]
今回はタイトルに偽りなく、久々に漫画について。
つれづれと、思いつくままに取り上げてみましょう。…まとめる能力がないともいいますが、それはそれとしまして。
と、書いたものを、見返してみたら、たいした事を書いていないのに、結構長々としたものになってしまいましたので、ゆるゆると、お暇なときにでも眺めていただければ重畳。
まずは、谷川史子。
最近続けて彼女の単行本が刊行されました。全般に、満足でした。その中でいくつか。
ひとつは、「他人暮らし」(集英社)になります。
この中で、「あれ? 新しいことにチャレンジしてみたのかなぁ?」と気になった点がひとつありました。
それは、主人公のひとりである、書道講師をしている純花(墨花)の体型。結構ふくよかに描かれています。
谷川…は、これまでこういう体型の女性を描くのはあまりなかったのではないか、と思います。
柔らかな描線を描くので、こういうふくよかな体型の方を多く描いていてもおかしくないのですが、手足のほっそりとした女性が多く、私が覚えている限り、初めてといっていいくらいではないか、と思います(私が気づかなかっただけかもしれませんが)。
その理由を考えるに、ここ数年で、「谷川…の作品が男性誌にも掲載されるようになったから」というのがあるのかなぁ、などと思います。
いや、はっきりとした理由ではないのですが、女性向けより男性向けの漫画の方が女性がふくよかな気がするものですから(この辺りは、女性と男性で、太っているか否かの判断について、概して女性の方が厳しくみるのが影響しているように思いますが、まあそれはそれとしまして)。
また別の理由として、特にそういった旨の言及は、作者本人はしていないのですが、あまり描かない体型を描き始めたのは、何かチャレンジする意識があったのかも、などとテケトーなことを考えたりするのですが、さて、実際のところはどうなんでしょう。
話は微妙に変わって、谷川…のもうひと作品について。
「おひとり様物語」の最新刊3巻の冒頭の第17話の三ノ輪さんの話は、何かうるっときました。頭をぽんぽんとするのが羨ましいとか、個人的に納得だったりしますし(「頭撫でるのって、何かいいよなぁ…。」と結構昔に書いたような気がしますね)、切ない感じが良かった…。
とまあ、話の内容が良かったというのもあったのですが、「おひとり様…」の版型が大きいのが影響しているからか、ふと、頭に浮かぶことがありました。
それは、谷川…が、りぼん系の出身ということ。どこが、というのではないのですが、私が読み始めた頃の「りぼん」(…なので、80年代前半辺り、でしょうか)というのか、その頃の集英社系にルーツがある描き方だなぁ、と。
…描線とか、構図とかでしょうか。文字はもっと少なかったように思うんですけども。記憶違いかもしれませんが、急にふと思い出されまして、なんとも不思議な感覚でした。
さて、谷川…のように、立て続けに刊行されたものではないのですが、同時刊行された作品について書いてみようかと思います。
「数学ガール」について。
先日、春日旬が描く「フェルマーの最終定理」と、茉崎ミユキが描く「ゲーデルの不完全性定理」(いずれもメディアファクトリー)が同時刊行されました。
どんな話かと申しますと、数学を題材にした、主人公の「僕」と、その周囲の女の子の学園もの、と説明するのが適当でしょうか。
触れてみたいのは、画力とは異なる絵の上手さ、といえばいいでしょうか、についてです。
前作の日坂水柯版も併せて単純な画力で3作を比較すると、春日…が一番上手くて、逆に日坂…が一番(…あえてそれ以上は書きませんが、筆ペンで上手くもない主線を書く意味が分かりません…)なのかなぁ、と感じるのですが、茉崎ミユキや日坂水柯の方がミルカの描き方が上手い、ように感じます。
…あくまで個人的な感想で、人によっては受け取り方が異なってくるとは思いますけれども。
私がそのように感じるのは、春日…の描くミルカは、なんというのか…、「眼の描き方に違和感を覚えるから」です。
全部が全部「これって違わね?」と、違和感を感じるのではないのですが、私がイメージするミルカというキャラクターの眼は、普段は人とは違うものを見ているような、焦点が人より少し遠くを見ているような、ずれた印象を受ける目つきをしています。
それが数学の話の核心を衝くような時に、貫くような鋭さをもつ、そんな感じなのですが、春日…版にはそれがないように感じられます。
ミルカというキャラクターについて、もう少し書いておきますと。
ミルカが、なんとなく通常の人とずれていると感じるのは、彼女の、人との物理的な距離間隔が常人の感覚とずれているからかもしれません。かなり相手のテリトリーに、ずいっと入り込むんですよね。
この描写、漫画の表現なら、それは見てすぐ分かるのですが、原作だとどう描いているんでしょうか? 少し気になります。
ただ…、学生時代数学が苦手だった私には、数学の読み物を文字で読む気にはまだなれません。…多分、この先もずっと。
どうでもいい余談になりますが。
ここ数年会っていませんが、私には、この「人との物理的な距離間隔」がおかしかった高校来の友人がいます。
彼の場合、視力が悪かったため、しっかり人と話そうとすると、その人の顔がはっきりと見えるところまで寄ろうとするのか、おかしなほど近づいていたようなのですが、これをやられる側としては、かなり心理的に圧力を感じたりします。
そんな経験があるからか、「数学ガール」のミルカの人に詰め寄る様を見ると、しばしばその友人のことと、心理的な圧力がかかる詰め寄られる側の心持ちを思い出します。
学生時代というつながりで、話をシフトしてみましょうか。
羅川真里茂の「ましろのおと」(講談社)について。
以前のエントリでも紹介しましたが、高校生が主人公の、津軽三味線を題材にした漫画ですね。最新刊は3巻になります。
私が羅川…の好きなところとして挙げたいのは、ものすごくパワフルなキャラクターが存在するところ、ですね。爽快感があります。それでいて、作品のバランスをぶち壊すようなこともなく、違和感なくまとまっている辺り、上手さを感じます。
「ましろ…」では、主人公雪の母梅子がそれですね。最新の3巻でも、パワフルです。
以前のエントリでは、演奏の描写について「いまのところ、いまひとつ…」のようなことを書きましたが、なかなかどうして。
いい感じになってきているように感じます。3巻ですと、心境を反映したとがった演奏のときや「さくら」の演奏が印象的です。
今度は、女性向けの漫画を描かれていた方が、男性向けの雑誌に進出してきたというつながりで、シフトしてみましょう。
南Q太の「ひらけ駒!」(講談社)について、書いてみようかと思います。
一時期、少し読んでいたことがあったのですが、南Q太の作品を読むのは久しぶりです。
モーニングで連載を始めたのを偶然見かけて、「あれ?この絵柄って…」と、読み始めたのがきっかけ。
モーニング、庄司陽子も以前描いていましたし、よしながふみや東村アキコは現在も連載中ですし、南Q太も…。
さて、「ひらけ駒!」ですが、主人公は将棋Love!な小学生の男の子「宝(たから)」の将棋ライフを描いた作品になります。…宝だけじゃなくて、その母親もメインですね。母子がメインキャラクターです。
で、その母親が、そこはかとなく色っぽくて、やたら可愛いのが、私個人は大好きだったりします。
…私の個人的嗜好はどうでもいいのですが、この母親のキャラクターが、作品のいい味になっているように思います。
以前読んでいた頃は、南…の描く女性を、色っぽいなぁと思ったことはなかったのですが、「ひらけ駒!」の単行本中、各話の間に描かれている主人公のお母さんのラフを見るに、可愛いさや色っぽさを感じます。
ただ、この感じが、完成原稿だと結構薄れてしまうのが、ちょっと残念だったりします。
この辺りの変化が何故生じるのか考えるに、仕上がりの描線が、比較的均一な線になっているのが多分に影響しているからではないか、と思います。この線の均一な感じは、南…らしさでもあるところでして、それがなくなるということは、南…らしさがなくなってしまうことになるのかもしれませんが、個人的には、ラフな感じのときの描線を生かした作品を描いてみて欲しいなぁ、と思ったりします。
母親Love!ですから、ええ。…いやいや、そうではなく(全くない!とは申しませんけれども…)、新たな良さが出るように思うからです、いや本当ですよ?
ということで今回は、マンガヨミ、ジュッカイスるのはいいんだけど、何か微妙に書き方を忘れちゃってて、一層ダメダメな感じだし、そもそも長い、長いよ!とツッコミを自分で入れてしまう内容ですよ、という話。何で、もっと、上手くまとめられないんかなぁ…。リハビリが必要かも…。
コミティア96に(一般)参加しました [オフ会・イベント参加]
前回の希望的観測に沿ってみまして、今回は漫画の感想、ではありませんが、漫画に関連するところとして、5月5日に開催された、コミティア96に行って参りましたので、その辺りの話をさせていただこうかと思います。
で、前回のエントリでも触れましたが、今回は、イベントガイドを事前に入手し損ねまして、当日チェックという状況になってしまいまして、参加サークル数が3500を超える、コミティアとしては規模が大きめ(これからは、ずっとこのくらいの規模になるみたいですね)だったのですが、うまく見て回る事ができず、そういった意味で充実度は不満の残るものになってしまいました。
会場に着いたのも、少し遅れましたし(←いや、これは自業自得なだけですけれども)。
ただ、今回は友人の新しい試みというのか、が本という形になり、それを手にとることができたことは嬉しかったです。
それを精読して、「これは、~なの?」とか、考えながら読むのが好きなものですから(あまり肯定的なことを言わないので、友人にしたら、いい迷惑かと思いますが)。
さて、今回購入したもの。

…今回は、私にしては少なめ。
会場で、全般に目に付いたのは、やはり震災に関連するもの・ことでしょうか。
例えば、こちらの脳髄魔術&NO-NO’Sの「非日常的な日常 福島変・震災編」などは
売り上げから必要経費を除いて全額を義援金に(扱っている内容も、福島の旅行ネタ+α)といったものであったり、
また、ゆるゆるブックスで扱っていた腹ペコ戦隊はしレンジャー(青木俊直、イシデ電、岩岡ヒサエ、志村貴子、谷川史子。…何気に参加されている方が凄かったりします)のポストカードセットは、売上金を義援金として寄付するものだったり、
欠席のスペースが、被災地の方らしく、連絡が取れません、とか…。
また、全然関係ないのですが、コミティアにおける参加サークルで、ずっと前から気になっていた「ボストーク通信社」が、先日よりモーニング・ツーで「大砲とスタンプ」の連載を始めた速水螺旋人のところだと、今回はじめて知って、非常に驚きました。
…今度から見て回るようにしよう。
ということで今回は、その後の飲み会で、被災経験のある友人が、被災後落ち着いたところにくる虚無感に対して、なにがしかの祭りの類のハレの日があるというのは救いがあるといった旨(微妙に話を聞き違っていたら、申し訳ないです)の話を聞くに、自粛だけすればいいってもんじゃないんだなぁ、と思うとともに、自身を顧みるに、何かにつけ落ち込むことの多い日常を離れて、イベントに参加するのって確かに、いい気晴らしになるもんなぁ、それに少し似ているのかも(←同じレベルで語るな)、と思い至った、という話。






