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ブログタイトルに偽りなし [漫画]

今回はタイトルに偽りなく、久々に漫画について。
つれづれと、思いつくままに取り上げてみましょう。…まとめる能力がないともいいますが、それはそれとしまして。
と、書いたものを、見返してみたら、たいした事を書いていないのに、結構長々としたものになってしまいましたので、ゆるゆると、お暇なときにでも眺めていただければ重畳。 


まずは、谷川史子
最近続けて彼女の単行本が刊行されました。全般に、満足でした。その中でいくつか。
ひとつは、「他人暮らし」(集英社)になります。

この中で、「あれ? 新しいことにチャレンジしてみたのかなぁ?」と気になった点がひとつありました。
それは、主人公のひとりである、書道講師をしている純花(墨花)の体型。結構ふくよかに描かれています。

谷川…は、これまでこういう体型の女性を描くのはあまりなかったのではないか、と思います。
柔らかな描線を描くので、こういうふくよかな体型の方を多く描いていてもおかしくないのですが、手足のほっそりとした女性が多く、私が覚えている限り、初めてといっていいくらいではないか、と思います(私が気づかなかっただけかもしれませんが)。

その理由を考えるに、ここ数年で、「谷川…の作品が男性誌にも掲載されるようになったから」というのがあるのかなぁ、などと思います。

いや、はっきりとした理由ではないのですが、女性向けより男性向けの漫画の方が女性がふくよかな気がするものですから(この辺りは、女性と男性で、太っているか否かの判断について、概して女性の方が厳しくみるのが影響しているように思いますが、まあそれはそれとしまして)。
また別の理由として、特にそういった旨の言及は、作者本人はしていないのですが、あまり描かない体型を描き始めたのは、何かチャレンジする意識があったのかも、などとテケトーなことを考えたりするのですが、さて、実際のところはどうなんでしょう。

話は微妙に変わって、谷川…のもうひと作品について。
「おひとり様物語」の最新刊3巻の冒頭の第17話の三ノ輪さんの話は、何かうるっときました。頭をぽんぽんとするのが羨ましいとか、個人的に納得だったりしますし(「頭撫でるのって、何かいいよなぁ…。」と結構昔に書いたような気がしますね)、切ない感じが良かった…。
とまあ、話の内容が良かったというのもあったのですが、「おひとり様…」の版型が大きいのが影響しているからか、ふと、頭に浮かぶことがありました。

それは、谷川…が、りぼん系の出身ということ。どこが、というのではないのですが、私が読み始めた頃の「りぼん」(…なので、80年代前半辺り、でしょうか)というのか、その頃の集英社系にルーツがある描き方だなぁ、と。
…描線とか、構図とかでしょうか。文字はもっと少なかったように思うんですけども。記憶違いかもしれませんが、急にふと思い出されまして、なんとも不思議な感覚でした。


さて、谷川…のように、立て続けに刊行されたものではないのですが、同時刊行された作品について書いてみようかと思います。
「数学ガール」について。

先日、春日旬が描く「フェルマーの最終定理」と、茉崎ミユキが描く「ゲーデルの不完全性定理」(いずれもメディアファクトリー)が同時刊行されました。
どんな話かと申しますと、数学を題材にした、主人公の「僕」と、その周囲の女の子の学園もの、と説明するのが適当でしょうか。

触れてみたいのは、画力とは異なる絵の上手さ、といえばいいでしょうか、についてです。
前作の日坂水柯版も併せて単純な画力で3作を比較すると、春日…が一番上手くて、逆に日坂…が一番(…あえてそれ以上は書きませんが、筆ペンで上手くもない主線を書く意味が分かりません…)なのかなぁ、と感じるのですが、茉崎ミユキや日坂水柯の方がミルカの描き方が上手い、ように感じます。
…あくまで個人的な感想で、人によっては受け取り方が異なってくるとは思いますけれども。

私がそのように感じるのは、春日…の描くミルカは、なんというのか…、「眼の描き方に違和感を覚えるから」です。
全部が全部「これって違わね?」と、違和感を感じるのではないのですが、私がイメージするミルカというキャラクターの眼は、普段は人とは違うものを見ているような、焦点が人より少し遠くを見ているような、ずれた印象を受ける目つきをしています。
それが数学の話の核心を衝くような時に、貫くような鋭さをもつ、そんな感じなのですが、春日…版にはそれがないように感じられます。

ミルカというキャラクターについて、もう少し書いておきますと。
ミルカが、なんとなく通常の人とずれていると感じるのは、彼女の、人との物理的な距離間隔が常人の感覚とずれているからかもしれません。かなり相手のテリトリーに、ずいっと入り込むんですよね。
この描写、漫画の表現なら、それは見てすぐ分かるのですが、原作だとどう描いているんでしょうか? 少し気になります。
ただ…、学生時代数学が苦手だった私には、数学の読み物を文字で読む気にはまだなれません。…多分、この先もずっと。

どうでもいい余談になりますが。
ここ数年会っていませんが、私には、この「人との物理的な距離間隔」がおかしかった高校来の友人がいます。
彼の場合、視力が悪かったため、しっかり人と話そうとすると、その人の顔がはっきりと見えるところまで寄ろうとするのか、おかしなほど近づいていたようなのですが、これをやられる側としては、かなり心理的に圧力を感じたりします。
そんな経験があるからか、「数学ガール」のミルカの人に詰め寄る様を見ると、しばしばその友人のことと、心理的な圧力がかかる詰め寄られる側の心持ちを思い出します。


学生時代というつながりで、話をシフトしてみましょうか。

羅川真里茂「ましろのおと」(講談社)について。
以前のエントリでも紹介しましたが、高校生が主人公の、津軽三味線を題材にした漫画ですね。最新刊は3巻になります。

私が羅川…の好きなところとして挙げたいのは、ものすごくパワフルなキャラクターが存在するところ、ですね。爽快感があります。それでいて、作品のバランスをぶち壊すようなこともなく、違和感なくまとまっている辺り、上手さを感じます。
「ましろ…」では、主人公雪の母梅子がそれですね。最新の3巻でも、パワフルです。

以前のエントリでは、演奏の描写について「いまのところ、いまひとつ…」のようなことを書きましたが、なかなかどうして。
いい感じになってきているように感じます。3巻ですと、心境を反映したとがった演奏のときや「さくら」の演奏が印象的です。 


今度は、女性向けの漫画を描かれていた方が、男性向けの雑誌に進出してきたというつながりで、シフトしてみましょう。

南Q太「ひらけ駒!」(講談社)について、書いてみようかと思います。
一時期、少し読んでいたことがあったのですが、南Q太の作品を読むのは久しぶりです。
モーニングで連載を始めたのを偶然見かけて、「あれ?この絵柄って…」と、読み始めたのがきっかけ。
モーニング、庄司陽子も以前描いていましたし、よしながふみや東村アキコは現在も連載中ですし、南Q太も…。

さて、「ひらけ駒!」ですが、主人公は将棋Love!な小学生の男の子「宝(たから)」の将棋ライフを描いた作品になります。…宝だけじゃなくて、その母親もメインですね。母子がメインキャラクターです。
で、その母親が、そこはかとなく色っぽくて、やたら可愛いのが、私個人は大好きだったりします。
…私の個人的嗜好はどうでもいいのですが、この母親のキャラクターが、作品のいい味になっているように思います。

以前読んでいた頃は、南…の描く女性を、色っぽいなぁと思ったことはなかったのですが、「ひらけ駒!」の単行本中、各話の間に描かれている主人公のお母さんのラフを見るに、可愛いさや色っぽさを感じます。
ただ、この感じが、完成原稿だと結構薄れてしまうのが、ちょっと残念だったりします。

この辺りの変化が何故生じるのか考えるに、仕上がりの描線が、比較的均一な線になっているのが多分に影響しているからではないか、と思います。この線の均一な感じは、南…らしさでもあるところでして、それがなくなるということは、南…らしさがなくなってしまうことになるのかもしれませんが、個人的には、ラフな感じのときの描線を生かした作品を描いてみて欲しいなぁ、と思ったりします。
母親Love!ですから、ええ。…いやいや、そうではなく(全くない!とは申しませんけれども…)、新たな良さが出るように思うからです、いや本当ですよ?

ということで今回は、マンガヨミ、ジュッカイスるのはいいんだけど、何か微妙に書き方を忘れちゃってて、一層ダメダメな感じだし、そもそも長い、長いよ!とツッコミを自分で入れてしまう内容ですよ、という話。何で、もっと、上手くまとめられないんかなぁ…。リハビリが必要かも…。


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LAUNCHING

人との距離感…私の友人にもいます。
あきらかに一般とは違う距離感を持っている友人がw
混み入った話をしていて、ただ話を聞く側になると手持ち無沙汰になるのか、何故かスキンシップを取るヤツが…
女性なら大歓迎でそこに感違いなんかも起きるかもしれないけど、そいつは男だから…
かといって、イヤラシイ感じもないからホモって訳ではなさそうです。
本人曰く、ただ人の温もりに飢えているだけだそうだから、実害もないので、大概の場合、私は放かりっぱなしですがw

数学嫌い…これまた友人に一人w
彼曰く、分数が分からなくて挫折したらしいんですが、それで工業高校に進学してくるなんて、やっぱりちょっと変なヤツですw
そいつには高校卒業して数年後に分数をみっちり教えました。
イイ大人に分数を教える日がくるなんて…と当時は思いましたね(^_^;)

最終結論として粋狂さんはマザコンでふくよかな女性らしい人が好みのエロい人という結論でOKですね( ̄▽ ̄)
by LAUNCHING (2011-05-31 15:52) 

粋狂

>LAUNCHINGさん
 私の友人は、スキンシップをはかるタイプではなく、単に話すとき異常に接近するタイプでした。
 私自身、そのケはないのですが、あれだけ近づかれるとドキドキします。

 分数が分からないイイ大人。
 私は、親戚にいました…。過去形というか、現在進行形かも(もとより親交がさほどないので、現状は分かりませんが)。
 その親戚の母親(私にとっては叔母)が、「ケーキが…」という説明を高校を卒業しようとする彼に、懸命に教えていたそうですが、身についたか微妙です。

 最終結論…。何かいろいろ混じってますけど…。
 ふくよかな女性らしい人が好みというのは、確かに当たってます。私がヒョロヒョロと痩せているのが多大に影響しています。やせてて良い事なんてない、と思うのですよ。
 エロい人、もOKです(←OK、でいいのか?)。
 マザコンというのは…、これが不思議な言葉で、「ち、違うよ!」と否定しても、何か図星をつかれて慌てて否定しているように感じられ、そのイメージを払拭できず、肯定してもそのままですし。「言われてしまったらアウト」な言葉な気がします。自分自身は、違う、と思うんですけども…。
by 粋狂 (2011-06-02 02:05) 

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